Izumo Mingei Papaer
Production process
出雲民藝紙は、故 人間国宝 安部榮四郎が生涯をささげた和紙です。原料となる楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)の特徴をそのまま紙に漉き上げていきます。楮紙は、素朴で強靱、和紙の特徴を最も持っています。三椏紙は、楮紙に比べると幾分繊細で、虫に強い特徴を持ちます。雁皮紙は、「和紙の王」と称され、独特の光沢と渋みがあり、変色せず、虫にも侵されず、水にも強い。そして、細かな文字を書くことにも適しています。この雁皮紙の製作こそ、榮四郎が努力を重ねて磨き上げ、生涯情熱を注いだ手漉き和紙の技術なのです。
原料
出雲民藝紙は3種類の原料から作られる。
雁皮は県内に自生するものを使用。